骨董品買取の東京古物 買取事例

今回はメールでのご依頼でした。
「器、掛け軸、絵、彫刻等がございます。鑑定、買い取りをお願いいたします。」
ご指定の日時にお伺いさせていただくと、なんと既に別の買取業者さんの姿が。。。

たまにあるのです。こういうケースも。。。(泣)
どうやら、各品目ごとに専門業者を呼ぼうと考えた娘さんが、時間差で何業者かに依頼していた模様。
ウチ1件で全部済んだのに～～！！！(涙涙)

仕方なく、先にお越しの業者さんが済んだ後で再度お声掛け頂くというお約束に。
それから車で待つこと約1時間。さすがにメインの品物はほとんどなくなってしまっていました。(トホホ)。
それでも、これだけ古いお宅ならまだきっと買い取れる物が残っているはず(？)。

～ここからが「取扱い品目日本一！」の本領発揮です～
まずは玄関先から。電話台代わりに使われていた木製の台は、よく見ると山葉文化テーブル(日本楽器)です。そして下駄箱の上には馬のブロンズ像も。ゴミが集められていた和室の片隅からはゴミ袋に入れられた掛け軸約10本、台所の食器棚には源衛門や大倉の酒器や食器も残されたままです。リビングには汚れた油絵数枚、古い模造刀や箱入りの京漆器、神谷正一の益子焼なども。お2階の1室からは茶道具や古カメラ、可愛らしい木製の小引き出しなども発見。最後に2階の別のお部屋からは、国産の1人掛けヴィンテージソファーも救出。旦那様のお話によると、50年以上も前に横浜の老舗家具屋さんで購入されたものだそうです。
結果、汚れ作業でも難なくこなす熟練スタッフと2人で約2時間の発掘買取作業となりました。

残された物は捨てるしかないと思っていたお客様は、
「え、こんな物もいいんですか！？　さっきの方は見向きもしてくれなかったのに」と、
少し驚かれていた一面も。
そうなんです。実は作業中にさらに別の買取業者さんも2人来られたのですが、
玄関先に集めていた私どもの買取品を目にしてすぐに帰って行かれました。
おそらく、この様子ではもう買い取れる品は残らないと判断されたのでしょう。
帰りは暗い時間帯になってしまいましたが、お客様には最後までお立会い頂きありがとうございました。

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