骨董品買取の東京古物 買取事例

東北沢駅からもほど近い閑静な住宅街。
最初は、とあるお客様からのご紹介がきっかけでご連絡頂いた旦那様です。
「古い絵なんかもいろいろあるから、近くに来ることがあったらウチにも一度寄って・・・」
メリハリのあるお元気なお声が印象的だったのは昨年11月末頃のこと。
なかなかタイミングを合わせることが出来ず、本当にご迷惑をおかけしてしまいました。

しかしついに、ようやくのご訪問が現実となりました。
お二階の洋間に重ねて立てかけられていた複数の額の中には池田満寿夫のリトグラフなども。
版画家としての国際的評価を確立した池田満寿夫が、
東京国際版画ビエンナーレ展で「国立近代美術館賞」を受賞した1964年の作品「花嫁」です。
もちろん、手書きの鉛筆サインとエディションナンバーも確認。
きちんとタトウ箱に保管されていただけの甲斐もあって、状態も決して悪くはない。
独自の不思議感も漂う、魅力的な作品だと思います。
まじまじと作品を拝見させていただき、(諸事情も踏まえての)買取額を提示させていただくと、
「いいですよ。よろしくお願いします」と即決での嬉しいご返答でお譲いただきました。

最初にご紹介頂いたお客様にももちろん、久しぶりのご挨拶と状況報告を兼ねてのお電話を。
いろいろなご縁に感謝です。