骨董品買取の東京古物買取事例

買取事例詳細

2018.10.16掲載

商品名	田村孝之介　油彩
買取り地域	神宮前3丁目

渋谷区神宮前にお住いのお客様より、珍しい田村孝之介の油絵｢征途｣をお譲り頂きました。
皇紀2600年(1940年)に描かれた作品で、キャンバスに油彩。サイズはF12号です。
古いので全体的にヤケ、シミが見られますが当時の額付きで雰囲気は良好です。


1903	本名大西孝之助。9月8日大阪市に生まれる。
1920	上京して太平洋画会研究所に学ぶ。
1921	大阪に帰り小出楢重に師事。
1924	小出楢重らが信濃橋洋画研究所を創立すると同所で修学し、ひき続き小出楢重、鍋井克之の指導を受ける。第1回大阪市美術協会展に「静物」を初出品。
1926	第7回中央美術展に出品し中央画界に登場する。
1927	第14回二科展に「裸婦立像」「風景」で初入選。
1936	二科展に「薄衣」「噴水」「海風」を出品して奨励を受賞。
1937	二科会員に推される。戦後は二科会再建に参加せず宮本三郎、熊谷守一、正宗得三郎ららとともに9人の創立会員をもって二紀会を結成し、以後同会に出品を続ける。
1952	渡欧しフランス、オランダ、ベルギー、イタリア、スペインなどを巡って翌年帰国。
1962	渡米し、7ケ月滞在の後ヨーロッパをまわって1963年10月帰国する。以後たびたび渡欧し、ヨーロッパ風景を多く描く。
1974	宮本三郎の死去に伴い二紀会理事長に就任。
1977	「田村孝之介画集」（日動出版）を刊行。
1984	日本芸術院会員となる。
1985	文化功労者として顕彰。
1986	東京にて逝去（82歳）。