骨董品買取の東京古物 買取事例

現在は外国にお住いで、ご実家の片付けのためにしばらく帰国中というお客様。
お母様や叔母様の時代から眠っていたという、古小物や珍しい品々を多数お譲りいただきました。
銀製のアンティーク・カトラリーセットやアクセサリー類など魅力的な小物を色々と出していただきましたが、なかでも特に珍しかったのは1930年代前半頃の物と思われる「スターパッフ」。
一見すると布のドレスを着た陶器製の西洋人形なのですが、よく見るとお女性のお尻の下が化粧パフになった、なんとも可愛らしい珍品(発見時には思わずカワイ～ッ！と声が出てしまいました)。
しかも貴重なオリジナルボックス付きで、紙箱の蓋には「登録匠意」のほか「高級美容化粧」「室内装飾兼用」とも書かれています。

実用品としてよりも装飾品的要素が高かったであろうため、当時としてはけっこうな高級品だったものと思われます。昔の物って、色使いも表情も本当にオシャレですねぇ。

後日、お客様から1通のメールが届いていました。
「昨日はどうもありがとうございました。
私たちが持っている古い物への思いに共鳴して下さる東京古物さんとの時間を姉共々、とても楽しみました。
ずいぶんと普段の業務範囲以外のこともしていただき、感謝しています。
またお願いすることもあると思いますので、どうぞよろしくお願いします。」
こちらこそ、珍しい物ばかりでとても楽しくなる買取内容でした。
大切な思い出の品々をお譲り頂きありがとうございました。